美肌と健康作りに必要な成長ホルモンを分泌させて若返る3つの方法

成長ホルモンは、若い頃の成長期に分泌されるホルモンのイメージがあると思いますが、
別名「若返りホルモン」や「アンチエイジングホルモン」とも呼ばれ、若さをキープするためになくてはならない重要なホルモンです。

新陳代謝を活発にしたり老廃物を排出する働きがあり、美肌、美髪作りにかかせません。

また、骨や筋肉の成長を促す働きや、免疫力を高めたり体脂肪の減少など健康を維持する働きだけでなく、記憶力や判断力など脳の働きを活発にする役割もしてくれます。

ところが、成長ホルモンの分泌量は、加齢とともに減少してしまいます。

この成長ホルモンの分泌が衰えてしまうとどうなるでしょう。

新しい筋肉や細胞が生まれ変わらなくなってしまうので
老化へのスピードが加速していくことになります。

つまり、老化を遅らせて、いつまでも若々しいままでいるためには
成長ホルモンをどんどん分泌させる必要があります。

では、どのようにしたら、成長ホルモンの分泌を促すことができるのでしょうか。

実は、全く難しいものではなく、普段の生活をほんの少し見直してみるだけだったんです。

成長ホルモンを分泌させる方法

成長ホルモンの分泌を促進させる方法は3つ。

「運動」「睡眠」「食事」

それぞれについて詳しく説明していきますので参考になさってください。

運動

ゆっくりした動きの筋トレやエクササイズ

筋肉を動かすと成長ホルモンが分泌されます。
ただし、激しいスポーツや、しっかりした運動をする必要はありません。

ゆっくりと時間をかけたスクワットしたり、腹筋をする場合も上半身をゆっくりと起こすなど、基本的にゆっくりした運動を途切れないよう意識して行ってみてください。

こういったトレーニングをスローリフト、スロートレーニングといいますが、筋肉にゆっくりと負担をかけながらエクササイズをすると、体は「辛いなあ」と勘違いし、乳酸が大量に分泌されるのです。

この乳酸が、成長ホルモンの分泌にかかせないものなんですね。

年齢とともに、運動する機会も減ってしまったという方も多いと思いますが、ゆっくりと体を動かすことなら無理なく続けられそるのではないでしょうか。
簡単にできるエクササイズや筋トレなど、できる範囲で体を動かしてみてください。

食事

アミノ酸が成長ホルモンの分泌を刺激

成長ホルモンを分泌させるためには、体内のアミノ酸が必要になります。
特にアミノ酸の中でも「アルギニン」が最も分泌促進効果があるとされています。

アルギニンを含む食材は、鶏肉、豆製品、魚類、ナッツ類などですが、エクササイズの前に食べることで、成長ホルモンの分泌を促進する効果があるといわれています。

アミノ酸を摂取すると、血流がよくなり体温が上がって冷えの解消にもつながります。また、肌のハリに必要なコラーゲンも、実はさまざまなアミノ酸からできているんです。

体内で不足しがちなアミノ酸は、サプリメントなどで補うのも一つの方法です。
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お腹が空くと成長ホルモンは分泌される

食事をする時間やタイミングにもポイントがあります。
というのも、成長ホルモンは、空腹時にたくさん分泌されるからです。

毎食の食べ過ぎを防ぎ、食事の時間には自然にお腹が空くような状態を作るようにします。
小腹が空いたからといって、ダラダラと間食するのもよくありません。

寝る直前の食事はやめよう

アルコール類や炭水化物、甘いものなど、いわゆる糖質を摂取してしまうと血糖値が上がります。そうすると、血糖値を下げるために、インスリンが分泌されるのですが、これが成長ホルモンの分泌を阻害してしまうのです。
ですから、寝る前にはなるべく糖質を取らないように注意しましょう。

食事の仕方を気をつけると、成長ホルモンの分泌が増えるだけでなく、ダイエット効果にもつながりますので意識してみてください。

睡眠

質の良い眠りを意識しよう

成長ホルモンは寝ている間に分泌される、ということはよくご存じだと思います。
昔から寝る子は育つともいいますよね。これは寝ている間に成長ホルモンがたくさん分泌されるからなんです。

午後10時～午前2時までは睡眠のゴールデンタイムとも言われていて、特に眠りについてから30分～1時間後のノンレム睡眠(深い眠り)のときは、成長ホルモンがよく分泌されます。

忙しい毎日を過ごしていると睡眠時間も短くなったり、寝る時間が不規則になったりしますが、なるべく睡眠はしっかり確保するように意識してみましょう。

そして、ただ寝るだけではなく「質のいい眠り」になるよう心掛けてください。

寝る場所や環境を考えたり、自分に合った枕を使うなど工夫をしてみるのもいいですね。また、寝る前の入浴やストレッチなどで体を温めることで血行がよくなり眠りにつきやすくなります。

ところで、寝る直前にスマホを見ているという人は多いと思いますが、スマホから出ている光(ブルーライト)は、体内時計を狂わせるといわれています。
ついつい眠れないからといってスマホをいじってしまいがちですが、脳が余計に興奮して寝つきが悪くなってしまいますので、あまり長時間見ないように注意してください。

いかがでしたでしょうか。
「運動」「睡眠」「食事」が成長ホルモン分泌促進のカギを握るポイントということなのですが、結局のところ「規則正しい生活をしよう」ということなんですね。

ほんの少し意識をして日頃の生活を変えてみるだけで、たくさんの成長ホルモンを分泌させることができますので、今から若返りを目指して是非実践してみてくださいね。