生姜で温まらない原因は間違った摂り方。芯まで温まる生姜レシピとは

体の冷えを感じたり、冷え性で悩まれている方の中には、体を温めるために生姜を積極的に摂っているという方が多いと思います。
でも、生姜を食べても体が温まらないと思われている方はいらっしゃいませんか?
生姜の摂り方によっては、体を温めるどころか、逆に体を冷やしてしまっているのです。

生姜で温まらない原因は間違った摂り方。芯まで温まる生姜レシピとは
では、さっそくですが、生姜に含まれている体を温める成分『ショウガオール』が効果的に摂れるのは、これらのうちどれだと思いますか?

    ・生姜をミキサーにかけ、はちみつとお湯を加えた生姜ホットドリンク
    ・カレーに、細かく刻んだ生姜を加えて煮込む
    ・千切りにした生姜を入れて炊いた生姜ご飯
    ・摩りおろした生姜を、温かい紅茶に入れた生姜紅茶
    ・生姜の千切りを加えた鍋料理

正解はこちらです。

×生姜をミキサーにかけ、はちみつとお湯を加えた生姜ホットドリンク

カレーに、細かく刻んだ生姜を加えて煮込む

千切りにした生姜を入れて炊いた生姜ご飯

×摩りおろした生姜を、温かい紅茶に入れた生姜紅茶

生姜の千切りを加えた鍋料理

いかがでしょうか? 間違った生姜の摂り方をされていませんでしたか?

ではここからは、なぜその摂り方がいけないのか、また、効果的にポカポカ成分『ショウガオール』を摂る方法について解説していきますので参考になさってみてくださいね。

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生姜を生のまま摂るのは体を冷やす

生姜ホットドリンクや、生姜紅茶は手軽に作れるため、私も以前はよく飲んでいました。
ところが、生の生姜を温かい飲み物に加える方法は、一瞬、体が温まったように感じますが、そのあと、発汗すると体内の熱が外に逃げてしまい、逆に体を冷ましてしまうことになります。

体を温めるショウガオールは、加熱すると増える

生の生姜には、ジンゲロールという殺菌力に優れた成分が多く含まれています。このジンゲロールは加熱することで、体の内部を温めるショウガオールに変わります。

ジンゲロール⇒加熱⇒ショウガオール(ポカポカ成分)

ショウガオールを効果的に摂るためには、生姜を加熱することが基本なんです。

摩りおろし生姜や、生姜チューブを飲み物に入れていた方は、今すぐやめましょう!

生姜を煮込んで加熱するときはスープまで

鍋料理に生姜を加えると、加熱された生姜からショウガオール成分が出てきます。ところが、ショウガオールは、スープに溶け出た状態です。そのため、具材だけを食べてもショウガオールがあまり摂れません。

ショウガオールを効果的に摂るには、スープも一緒に飲むか、ご飯を加えて雑炊にするといいですよ^^

また、カレーに生姜を加えて煮込んだ場合、カレーにショウガオールが溶け込んでいますので、ご飯にカレーをかけて、そのまま一緒に摂ることができます。

おすすめは生姜ご飯! ショウガオールがたくさん摂れる

生姜ご飯は、炊くときに、生の生姜を入れて一緒に炊きます。お米(ご飯)の中にショウガオールが吸収されるので、無駄なくたっぷり摂ることができます。

ご飯が炊きあがってフタを開けると、生姜の香りがすごくいいですよ! 食べてみると辛さはさほど感じず、意外と優しい味なので、子どもたちにも好評です。

是非、お試しください!

  • ショウガオールを効果的に摂る方法は、蒸して加熱すること!

生姜焼きを一工夫! ショウガオールを多く摂る方法

一般的には、醤油、酒、みりんを合わせたタレに、初めから生姜を加えます。そして、タレに豚肉を漬け込んだあと強火で焼き、火が通ったら、漬けタレを加えてさらに加熱して完成です。

この作り方を少し変えることで、ショウガオールを効果的に摂ることができます。

ショウガオールを多く摂る生姜焼きの作り方

① 皮付きの生姜をみじん切りにする。
② タレ(醤油、酒、みりん)に豚肉を漬け込む。

※漬けダレに生姜は加えません!!

③ 強火で豚肉を焼き、火が通ったらタレを加える
④ 弱火にして、最後にみじん切りにした生姜を加える

完成前に生の生姜を加える?

先ほど、ショウガオールは加熱して蒸すことで増えると書きましたが、この生姜焼きのレシピでは、できあがり直前に生の生姜を入れるんです。ちょっと矛盾していますよね。

でも、これにはちゃんと理由があるのです。

実はショウガオールは、100℃を超えると壊れてしまいます。
そのため、生姜焼きのように油を加えて加熱する場合は、100℃を超えてしまうため、火を止める直前に生姜を加えるようにします。

手軽に摂るなら蒸し生姜パウダーやサプリメントで

蒸し生姜料理を作るのが大変だったり、生姜料理に飽きてしまうことってあると思います。
中には生姜が苦手な方もいらっしゃるかもしれません。
また、わが家の場合、夫が暑がりで私だけ冷え性なので、生姜料理が続くと申し訳なく思うことも^^;

蒸し生姜料理がなかなか難しいときは、生姜パウダーやサプリメントでショウガオールを摂るのも1つの方法だと思います。
帰省するときにも持って行ったり、いつでも飲むことができて便利ですよ。

生姜のサプリメントには、にんにく生姜や、黒酢生姜、金時生姜などありますが、ショウガオールを多く摂取できるのは”加熱して蒸した生姜が使われているもの”を選ぶのがポイントです。

いかがでしたでしょうか。

身体の内部が冷えていると、どれだけ着込んでも寒さを感じます。
蒸し生姜『ショウガオール』を積極的に摂って、体の中からポカポカ温まりましょう。

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